【春秋要約】広島県にある日鉄日新製鋼の呉製鉄所、2023年に閉鎖する話

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結論

呉製鉄所が全面閉鎖とは、業界のただならぬ冷え方を示していよう。それでも、ここが勝負どころにほかなるまい。大和ミュージアムの展示は、海軍工廠の技術が戦後の基幹産業に生かされたことも教えている。

理由(下記3点)

  1. 広島県呉市を訪れる人の多くは、JRの駅からまっすぐ「大和ミュージアム」(呉市海事歴史科学館)へと向かう。市街地にはあまり足を延ばさないらしい。
  2. 戦後まもなく、新たな産業都市への転換をさぐるなかで誕生した製鉄所はたくさんの雇用を生んできた。それが高炉2基を含めてまるごとなくなるのだから、地域を脅かす新たな苦難である。
  3. かつての「鉄冷え」時代にも持ちこたえた呉製鉄所が全面閉鎖とは、業界のただならぬ冷え方を示していよう。